経験者が語る「滲出性中耳炎」その症状と原因、治療方法とは?
2017/06/07
こんにちは、ヒゲもやしです。前回は急性中耳炎とはどのような病気か、体験談も交えながら考えましたが、今回は、急性中耳炎と並び有名な中耳炎である、滲出性中耳炎に焦点を絞り、実体験も踏まえて考えてみたいと思います。
スポンサーリンク
滲出性中耳炎の定義
泣く子も黙るWikipediaによると…
滲出性中耳炎
(しんしゅつせいちゅうじえん、英語: serous otitis media, SOM、あるいはotitis media with effusion, OME。かつては中耳カタル(英: otitis media catarrhalisとも))は、中耳炎の一つ。中耳腔に滲出液の貯留を認める一方、耳痛や発熱などの急性炎症症状を欠くことを特徴とする。
ぐぬぬっ…
言い回しを難しくしているので、よくわからん!英語では何て言うんだろう…という質問しか解決してくれません。
当然のことながら、広辞苑 第四版にも載っていません。急性中耳炎の記載も無かったので、期待していませんでした。しっかし広辞苑に記載する病気ってどういう基準なんだろう?
それはさておき、前回、急性中耳炎の定義を調べた際に、日本耳鼻学会の資料に助けられたので、今回も日本耳鼻学会をキーワードに調べみました。案の定、日本耳鼻咽喉科学会のHPにて、よさげな説明を発見しました。それがこれです。
鼓膜の奥の中耳腔という部屋に滲出液という液体がたまる病気です
シンプルイズベストです。でもこれに尽きますね。
ここから具体的に調べてみたいと思います。
滲出って何?
滲出性中耳炎の滲出(しんしゅつ)ってそもそも何を指しているのでしょう?もうWikipediaには頼りません。広辞苑 第四版によると…(使いたくてしょうがなかった)
①にじみ出ること。しみ出ること。
②炎症の際、血液成分が血管外に出ること。
つまり、炎症の際に、血管から血液の成分が染み出ることを、滲出って言うんですね。医学用語に近いので、日常生活では滅多に使用する用語ではありませんが、その言葉の持つ意味を調べると、その症状を理解しやすくなることもあるのです。
滲出性中耳炎の症状
続いては、滲出性中耳炎の症状についてです。滲出性中耳炎は以下の症状を伴うのが一般的です。
・難聴
はい、これだけです!
急性中耳炎のような、耳痛や発熱、耳漏は伴いません。ですので、急性中耳炎と比べると、ちょろい病気だと思われてしまうかもしれませんが、実際には恐ろしい病気です。
中耳炎の体験日記にも繰り返し書いていますが、滲出性中耳炎は難聴との闘いに明け暮れる日々が続きます。日常的な不自由さはもちろんのこと、周囲に理解してもらえない歯がゆさもストレスを生む要因となります。
さらに滲出性中耳炎の難聴は、長期に渡るケースがあります。中耳炎の後遺症として神経性難聴を患うこともあるため、難聴が後遺症として残ってしまうのではないかという強い不安を抱える方もいるでしょう。
自分の場合も、本当に難聴には悩まされました。当時は本当に本当に不安な毎日でした。思い出すだけでも、嫌ですね。耳の痛みを伴わない分、心の痛みを存分に味わいました。俺のハート、ズタズタでした。
滲出性中耳炎の治療
滲出性中耳炎は、滲出液を取り除く処置が第一に行われます。どうやって取り除くのかというと、やはり鼓膜切開です。 ←超個人的な体験に基づいた意見でした。滲出性中耳炎の治療理論は複雑であり、鼓膜切開を推奨するのは不適切であったため、内容を取り消しします(ご指摘いただきました)※赤字部分 2017/6/7 追記
急性中耳炎のときに、ザックザックと鼓膜切開しましたが、滲出性中耳炎でもザックザックしますした。こればっかりは、慣れないですね。ほんとに痛かった!
急性中耳炎と同様に、鼻水の吸引や、洗浄、ネブライザーなどの処置も行います。投薬に関しては、医師の診断によって変わってくると思いますが、自分の場合は、副腎皮質ホルモンであるステロイド剤を使用しました。これは中耳の炎症を取り除く効果が期待されるのですが、これが効果てきめん!、みるみるうちに症状が改善されました。個人的な体験に基づくので、医師の判断に従いましょうね!
また、鼻から耳に空気を送る耳管通気という処置を行うケースもあります。もちろん、この処置も経験済です(なんでもござれです)。
耳にこもったような症状が残っていることを伝えたら、すぐにこの処置をしてくれました。鼻にチューブを当てて、空気が送りこまれてくるのですが、これも効果てきめんで、すごくすっきりしたことを覚えています。
仕上げとして、漢方薬も処方されました。これも医師の判断によると思います。自分の場合も処方されましたが、劇的な効果があるわけでもなく、徐々に徐々に、耳のこもった感じや詰まった感じが改善されて行きました。漢方薬の効果か、時間経過による改善なのかは判断できませんが、結果的に完治することができました。個人的な体験に基づくので、医師の判断に従いましょうね!
滲出性中耳炎の治療に要する期間は?という疑問に答えるべく、自分の体験を元に計算してみます。滲出性中耳炎の診断を受けた日を1日目とすると、完治宣言までに14日を要しました。急性中耳炎と比べると倍の期間です。焦らず治療に専念することが重要です。
スポンサーリンク
滲出性中耳炎の原因
耳管が詰まったり閉塞した状態が原因で、滲出性中耳炎になります。急性中耳炎から滲出性中耳炎を発症するケースがまさにそれにあたり、急性中耳炎によって耳管が機能低下したために、滲出液が排出されず、中耳に滲出液が溜まってしまうことになるのです。
自分の場合は、この王道パターンを歩んだのですが、かかりつけの医師からは予想通りの展開なので安心してね的なことを言われてほっとしたのを覚えています。
立て続けに、新しい病気を経験すると不安になるのはあたりまえですが、こういう時にフォローしてくださった先生に感謝感激です!心配性なヒゲもやしにとっては、神様のような存在なのでした。
滲出性中耳炎を発症中に注意すべき事
滲出性中耳炎発症中の注意事項を以下に、ピックアップしました。基本的には、急性中耳炎の場合と同様です。要は無茶はするな、です。詳細を知りたい方は、リンク先の過去投稿をお読み下さい。
・鼻をかむ際は、片方ずつ、ゆっくりと
・プールには行かない → 詳細
・お風呂は入らない → 詳細
・スキーやスノーボードには行かない → 詳細
・飲酒しない → 詳細
・激しい運動はしない
・スキューバダイビングには行かない
・登山には行かない
・イヤホンやヘッドホンは使わない → 詳細
まとめ
急性中耳炎からの滲出性中耳炎は中耳炎あるあるとして有名です。珍しくない病気なのですが、難聴との闘いに疲弊する方も多いと思われます。医師を信頼し治療に専念するとともに、耳や鼓膜、耳管、鼻、喉等に負担をかけないよう、常日頃から注意する生活を心がけてください。
スポンサーリンク
関連記事
-
-
経験者が語る「急性中耳炎」その症状と原因、治療方法とは?
こんにちは、ヒゲもやしです。中耳炎を発症してから1年近くが経とうとしていますが、 …
-
-
中耳炎の人がアルコールを我慢しなければならない5つの理由
こんにちは、ヒゲもやしです。今年の裏目標は「焼酎を楽しむ」です。ビール・日本酒・ …
-
-
中耳炎の人がダイビングに行ってはならない8つの理由
こんにちは、ヒゲもやしです。「中耳炎の人が~してはならない」シリーズも回数を重ね …
-
-
中耳炎の予防に効果的な4つの食べ物
こんにちは、ヒゲもやしです。まだ記憶も新しい昨年の中耳炎体験ですが、今年は再発防 …
-
-
花粉症の方は必見!アレルギー性鼻炎の人が中耳炎になりやすい4つの理由
こんにちは、ヒゲもやしです。さて、花粉症をはじめとしてアレルギー性鼻炎を患ってい …
Comment
手術をさかんに勧められているようですが、
私は薬だけで治りました。
このサイトは検索でも上位に来ますから、
必ず手術をしなければならない、のような断定的な書き方はやめるべきではないでしようか。
コメントありがとうございます!ご指摘の通り偏った情報となっていましたね。当時は鼓膜切開を経て回復したので、その激熱な経験に基づいた内容となってしまったのかもしれません。今読み返すと恥ずかしい!反省ですね!訂正の上で、個人的な体験に基づいていることを付け加えました。ありがとうございます!
ちなみに、滲出性中耳炎の治療についていろいろと調べていましたが、長期化した滲出性中耳炎には鼓膜換気チューブの留置を推奨する文献が多いようですね。ただし、ほとんどが小児を対象とした学術論文で、大人の場合は鼓膜換気チューブを使用しても35%の確率で再発したという報告もあったので、当サイトに限っては鼓膜換気チューブも勧められませんね。なお、抗生物質やステロイド剤も処方すべきではないとの報告もあったりと、個人的な体験が否定されまくりで、深追いは止めることにしました 笑 zzzzZZZZZ
48のオヤジです。
発症2週間して、薬も毎日飲んでますが、一向に良くなりません。
病院も4つ行って、症状が変わらないことを言っていますが、どこも薬で様子を見ましょう、とつれない返事。
もともと片耳が聞こえないので、いま両耳が聞こえないという状態で、同僚にも迷惑をかけています。
鼓膜切開で症状が緩和されるのなら、積極的に行ってもらいたい
おやじ様
コメントありがとうございます。発症2週間とのことですが、大人の中耳炎は完治までに1ヶ月ほどかかる事が多いため、もうちょっと我慢が必要かもしれません。私の場合、薬を飲んで劇的に症状が改善することは少なく、徐々に回復して行きました。また、鼓膜切開は圧迫による痛みを取り除くための処置であって、中耳炎の早期回復とは無関係であるとの報告が目立ちます。ですので、腰を据えてじっくりと治療する事をお勧めします!
私は最初は滲出性中耳炎だと診断されました。
でも、耳の中に溜まる液の状態や閉塞感・検査で好酸球性中耳炎だとわかりました。自分でネットで調べ、ステロイド(ケナコルト)による治療をお願いして今に至っています。辛い日々を過ごしてきたので(毎日病院へ通いました、その時の先生がとっても熱心で手術日で外来受付がない日まで治療してくださいました)この治療によりなんとか現状維持しています。この好酸球性中耳炎は大人の喘息と密接な関係があるようです。先日みたNHKのチョイスと言う番組で大人喘息の治療はかなり進歩していることがわかりました。好酸球を低下させる注射があるようです。好酸球性中耳炎にも適応されて悩んでいる方が少しでもよくなる事を祈っています、自分も。科学の進歩は着実に進んでいるのだと感じました。
はなちゃん様
コメントありがとうございます!またまたコメント頂きましたね。最初は滲出性中耳炎を診断されていたのですね。以前に滲出性中耳炎が半年以上続いているという方からコメントを何回か頂いたことがあったのですが、最近の検査で結核性中耳炎と判明していました。結核?と私も目を?耳を?疑いましたね。はなちゃん様も検査の結果、好酸球性と判明しているので、あとは治療に専念!と行きたいところですがなかなか手強い中耳炎のようですね。しかし好酸球を低下させる最新の治療技術もあるようなので、先は暗くないように思えます!もうしばらく治療が必要かと思いますが、前向きに頑張ってください!
優しいコメントありがとうございます。滲出性中耳炎から長年患ってきましたがとても辛く聞こえづらくたかが中耳炎とはい随分の悩んだ時期もありました。でもだんだん病気がわかってきて少し慣れた感もあります。4年ほど前には右耳(チューブを入れてない方)だけ補聴器を使った事もありましたが、先生の研究?勉強のお蔭で今は補聴器なしでなんとかすごしおります。田舎なので大病院に行くのは相当の時間がかかり今の日赤病院に行くのがやっとなのですが、とても良い先生に出会え満足しています。病院をかえる事も選択肢にはあろうかと思いますが今のところで辛抱して良い結果をうむ事もあります。それにしても今年始めの急性中耳炎には悩まされました。でも治らない事はないと言われていますし、最近の様子から少しは出口に近づいたのではないかと思って頑張っています。素敵な場所(ここ)が見つかり心強く感じています。もっと早くこの場所が見つかれば安心して治療ができたのではないかと思います。これからも中耳炎で困っている方の為にもいろんな情報をお知らせくださいね。コメント欄もとても参考になり辛い方々の気持ちがよくわかります。これからもヨロシク。
はなちゃん様
コメントありがとうございます!長期に渡り中耳炎で苦労されているのですね。現在は補聴器も不要になったとのことなので、良い方向に向かっているのではないでしょうか!いい先生に巡り合えたようなので、私も安心しました。症状が改善せず転院を繰り返す方もいますからね。セカンドオピニオンに相談するか、転院するか、それとも一途に通うか、なかなか難しい判断となりますが、はなちゃん様の場合は良い方向に進んでいますね!当サイトがお役に立てたようで嬉しいです。いつでもコメントお待ちしております♪
はじめてコメントします
私も初期の中耳炎風邪を発症したんです。
中耳炎は治ったんですが 耳鳴りがなおりません。ひげもやしさんは耳鳴りはおさまったんですか
ends様
コメントありがとうございます!中耳炎の完治後は耳鳴りはあまり気になりませんでしたが、こもったような症状、耳閉感というのでしょうか、そんな症状が完治後1ヶ月ほど続いたように覚えています。耳の調子が完全に戻るには半年くらいかかったかもしれませんね。完治後に耳鳴りが続くというコメントを複数頂いたことがあるので、ends様の症状は珍しいものではないと思います。耳鳴りというのは気にしだすと余計に大きく聞こえてきます。遊びや運動など耳鳴りの事を忘れる事ができる時間を増やせるように、日常生活を送るのもポイントです!
はじめまして。3週間前に鼻風邪から急性中耳炎発症→滲出性中耳炎に移行し今に至ります。発症当時からひげモヤシさんのホームページに助けられました(^^)
最初キーンという耳鳴りと、こもり感がひどく、夜もよく眠れず、聞き取りにくくなり、大きい音や高い音が痛くて非常に辛かったです。幸い小学校に勤めているので、周りの同僚たちが普段から大きい声ではっきり話す人たちばかりなので助かりました(^^)
検査で高音難聴と診断され、「今後耳鳴りも難聴も後遺症として残ります」と断言されましたが、処方されたステロイドから始まり、その後ビタミン剤を飲み続けて来た結果、聴力が改善し(完全には戻っていません)、こもり感や大きな音に対する痛みもなくなりました。
耳鳴りも最初に比べれば随分小さくなり、静かな部屋にいる時ぐらいしか気にならなくなりました。
鼓膜はもう綺麗らしく、薬(ビタミン剤)もあと少し飲んだら治療は終わるようなのですが、少しでも改善できるように最後まで飲みきりたいと思います。
辛い時に何度もこのホームページを訪れて励まされて来ました。鼻の管が細くて今後も中耳炎にかかりやすいと言われていますので、まだまだ勉強させてもらいたいと思います。感謝しております(^o^)ありがとうございます!
ゆきりん様
コメントありがとうございます!鼻風邪からの急性中耳炎、そして滲出性中耳炎と、私と同じような道を歩んでいますね!後遺症を断言されたというのはちょっと心配ですが、症状も改善しつつあるようなので安心しました。
私の場合、発症後1ヶ月経過して聴力が正常に戻ったと実感したように覚えています。それまでは耳のこもったような症状に悩まされましたね。空気の抜け方がおかしい症状は半年以上続きました。ゆきりん様もうちょっとの辛抱が必要と思います。頑張ってください!
当サイトがお役に立てたようで嬉しいです。コメントいつでもお待ちしております♪
はじめまして。
50台前半男性です。
私の場合は、
半年ぐらい前から鼓膜から唾を飲み込むときにパキッパキッという音
二か月前に外耳炎その後耳なり(会話が聞こえずいくらいのキーンという音)と鼓膜の音がひどくなったため近所の耳鼻科を受診しました。
診断は鼻の炎症からくるもので、鼓膜も炎症を起こしてるということでした。6回ほど通院し、何種類かの抗生物質、漢方その他の薬を処方してもらったのですが、耳鳴りも以前よりひどくなり、鼓膜からの音も両耳から聞こえるようになり、音もグシャという音に代わってきました。
一向に症状は改善しないため、別の耳鼻科を受診しティンパノメトリー等で検査したところ、滲出性中耳炎と診断されました。
中耳内の滲出液を取り除く薬等で様子を見ている状況ですが(1週間)、いまのところ症状は改善されていません。
薬による排出が難しい時は、鼓膜を切開して取り除くこともあるという説明を受けました。
薬を二週間分処方してもらっているので、その間に症状に変化が出てくればいいのですが、今もかなりひどい耳鳴りに悩まされているところです。
また症状等に変化があればご報告させていただきます。
それにしても、2か月前にきちんと滲出性中耳炎だと診断してもらえていればここまで症状もひどくならなかったのかもと考えてしまいます。
病院選びは本当に大切ですね。
anidas様
コメントありがとうございます。鼓膜の違和感からの外耳炎と耳鳴り、そして滲出性中耳炎ですが。辛い体験をされているようですね。これまで多くの方から中耳炎にまつわる体験談を頂いてきましたが、anidas様の経緯は初めてのケースかと思います。
滲出性中耳炎の診断までに時間はかかりましたが、治療方針が定まったようなので、少し安心しました。とは言え、滲出性中耳炎は長引く事が多い中耳炎です。定期的な通院は欠かさないでくださいね。何よりも通院優先です!
ちなみに私の場合、滲出性中耳炎での鼓膜切開を経験しています。直後はスッキリしたように覚えています。その後、時間はかかりましたが、徐々に耳の違和感は無くなっていきましたね。ですので、仮に鼓膜切開することになっても深刻な状況とは言い切れないので安心してください!
一日も早く、anidas様の滲出性中耳炎か治る事を願っております。
ヒゲもやし 様
返信いただきありがとうございます。
二か月以上会話にも支障がでるような耳鳴りに苦しめられ、もう加齢で一生治らないのでは?とストレスを感じていたので、同じような症状の人の話にふれられるだけでもちょっと気持ちが楽になります。
その後の状況ですが、転院して1週間後に突然右耳がほとんど聞こえなくなり、翌日あわてて病院を受けました。
「鼓膜切開しましょう」ということで、30分かけて麻酔を行い(点耳)、施術台の上で処置がはじまりました。最初は消毒等を行っていたのですが、先生が「ん?」突然聞こえるようになったのでそれを伝えると、なんと耳の中にべっ甲色した巨大な膿の塊が耳をふさいでたらしく、それを取り除いたら聞こえるようになりました。他の症状は前のままなのですが、とりあえず聞こえるようにはなったので、そのまま投薬による治療を行うことになりました。
ところが、その3日後耳垂れが出るようになり、耳鳴りもさらに甲高いジィ―という音が加わり耳も圧迫されたような感じで、前以上に会話を聞き取ることが難しくなったので、再度診察に行ってきました。
耳の消毒と点耳薬、それと膿の検査を行うことになりました。
薬は、抗生物質を強いものに変更し、点耳薬も処方されました。
点耳薬は直接鼓膜に届くので、効果を期待しているのですが今のところ症状に変化はありません。
耳鼻科も正月の休診に入るので、何かあっても診察してもらえないのでそれが心配です。
また、来年早々通院する予定なので、その後の状況をまた書かせていただきます。
それでは、よいお年をお迎えください。
anidas様
コメントありがとうございます。突然の聴力低下は耳垂れの固化が原因だったのですね。そんなこともあるんですか~、驚きつつも一安心しました。と思ったら、症状が悪化したようで。耳全体が炎症を起こしているようにも思われますが、やはり投薬を中心に治療を行っていくことになるかと思います。膿の検査をしたとありましたが、これで原因となる細菌が特定できるといいですね。以前に長期間中耳炎を発症していた方から、検査の結果、結核菌が原因と判明したというコメントを頂いたことがあります。長引く中耳炎ではそのようなケースもあるため、膿の検査は重要と思われます!状況が好転することを願っております!年末年始は受診可能な医療機関も限られますため、お気を付けください。大掃除とお酒はほどほどに、どうかご自愛の上お過ごし下さい。
ヒゲもやし 様
通院後の状況報告です。
耳垂れや耳垢の湿り等はなくなり、ティンパノメトリーでの検査では両耳とも鼓膜は動いてるということで、中耳炎は治ったようです。
ただ、以前からの耳鳴りは消えたのですが、年末から新たに聞こえるようになった2種類目の耳鳴りは相変わらずです。よく、頭の中でセミが鳴いているといような表現をしますが、私の場合はそれが爆音でかなりの音量です。年末に比べれば少しは楽になったのですが、それでも仕事中など聞こえずらくかなりつらい状態です。
年始から唾を飲み込んだ時のパキパキ音も含め症状が変わらず本当に治るのか半分諦めかけてきているところです。
耳と鼻をつないでいる耳管が炎症を起こしているかもしれないということで、引き続き投薬治療(6種類)を続けることになりました。
そんな何か月も炎症したままってあるのでしょうか・・・
anidas様
コメントありがとうございます。中耳炎が治ったとの事でほっとしましたが、爆音の耳鳴りが継続しているというのは気になります。炎症によるものなのか不明ですが、仕事においても支障が出ているようなので、現在の辛い状況を再度主治医に報告した上で、不安に思っていることを正直に打ち明けた方が良いかと思います。それによって今後の治療方針も変わってくる可能性もあります。場合によっては、大学病院等の特定機能病院を紹介されるかもしれません。諦めるにはまだ早いですよ!
ヒゲもやし 様
その後の状況です。
二週間に一度のペースで通院し様子を見ていますが、耳鳴り、唾を飲み込む時のパキパキ音ともに特に変化はありません・・・
現在、薬は漢方、抗生物質を含め7種類の薬を服用しています。
薬を飲み続けていても特に症状が変わらないので、薬が切れたことをきっかけに3日ほど止めてみました。
翌日くらいから耳鳴りの音量が大きくなったので、薬の一定の効果はあるみたいです・・・
今度は一か月分の薬を処方してもらい服用していますが、耳鳴りの音は大きくなったままです・・・
すでに5か月近く耳鳴りに悩まされているのですが、気にするとストレスもたまるので、半分諦め気分で薬を飲み続けています。
加えて、効果があるかどうかわかりませんが、温泉療法にも挑戦中です 笑
anidas様
コメントありがとうございます。やはり耳鳴りはその後も継続しているのですね。中耳炎が治ったようなのでそろそろ耳鳴りも…と思う次第なのですが、難しいですね。以前、中耳炎から内耳炎を発症し、anidas様同様、耳鳴りと鼓膜の「パキ」が気になるとう方からコメントを頂いた事があります。その方は長期間に渡り耳鳴りが続いたようですが、後になって徐々に回復してきているというコメントも頂きました。ですので、もうちょっと時間はかかると腹をくくって、治療に向き合うのも必要かもしれませんね。そしてストレスは大敵ですので、温泉療法でリラックスするのも超重要です!
ヒゲもやし 様
その後の状況報告です。
一か月分の薬を処方してもらい、ついでにアレルギー検査等を行っていたのですが爆音耳鳴りと唾を飲みこんだ時の耳からの異音にはまったく変化はありませんでした。
しかし、一ケ月前から下を向いたときに体がフワッっとするような眩暈を感じるようになったので、大学病院の紹介状を書いてもらい精密検査等を行ってきました。
結果は眩暈については少なくとも耳鼻科に関係するようなものではない。
眩暈については、横浜に眩暈入院外来みたいなものがあり、そこの先生がわかりやすい眩暈防止用のリハビリの本が出版されていること。眩暈も耳鳴りも加齢によりものと考えられるので、気にするよりは今後うまく付き合っていく方がいいなどのアドバイスをもらい、薬も気休め程度なので服用するのは最低限で、これで大学病院で終了というようなことでした。
さっそくあま〇んで「めまいは寝てては治〇ない 実践!めまいを治す23のリハビリ」という本を購入して入院外来と同様の運動を毎日やっています。(症状は若干軽くなったような気がします。
購入の際に「耳鳴りの9割〇治る (脳の興奮をおさえれば音はやむ)」という本をみつけ藁にも縋るような思いで購入しました。
・加齢の場合耳鳴りは難聴が引き金になり、聞こえなくなった分を脳が補おうとするために発生する。(音楽が趣味なので爆音ライブが影響?)
・補聴器による治療方法だと9割程度の人が治る
・栃木県の宇都宮にある病院に週一の通院が必要
・この治療に必要な補聴器は、細かな調整が可能な高額(両耳で20万くらい)が必要
などです。
無理すれば来年から通院は可能だと思うので、問題は20万円の補聴器を用意することですが、この爆音耳鳴り治れば安いものだと思っています。
ということで、耳鳴りは来年治療始めるまで我慢、眩暈はリハビリ運動を継続、とりあえず唾を飲み込んだ時の異音の原因を調べに別の病院に通うことにしています。
ついでに、脳外科で調べてもらって眩暈の不安要素が一つでも消えればと思っています。
ほとんど、自分の診療日記みたいになっていて申し訳ありません。
また、具体的な本の名称が記載されているので、不適切であれば削除しますのでご連絡お願いします。
anidas様
コメントありがとうございます。なるほど耳鳴りに続いて、今度は眩暈に悩まされているのですね。実は私は中耳炎が完治してから、突然の難聴と眩暈に襲われたことがありました。まさに雲の上を歩くような感覚で、人生初の経験に驚き、慌てて耳鼻科を受診しました。診察の結果は突発性難聴かメニエール病のどちらかか、というなんともあいまいな回答で、薬で様子を見る事になりました。
投薬はステロイドとイソソルビドからスタートして症状は良くなったり悪くなったりを繰り返しましたが、漢方薬を開始してからは劇的に改善し、その後しばらく漢方薬の処方を続けて、完治に致りました。あれから数年経過しますが、再発はしておりません。
漢方薬については賛否両論なので結論付けることは出来ませんが、私には合っていたのかもしれませんね。超個人的な体験ですので、参考になるとは思えませんし、お勧めすることも致しません!ですがこういう事例もあったことだけはお伝えしたかったのです!
なお、貴重な情報をたくさん頂けたので全文掲載しています。誰かのお役に立てることを願いつつ、anidas様の症状も良くなりますように!
ひげもやし様
ご無沙汰しております。
anidasです。
その後の近況報告2です。
前回の投稿から半年が経ちました。
一切の通院、投薬治療も半年行っていないことになります。
まず、眩暈についてですがリハビリの効果(一か月ほど実施)なのか、時間の経過なのかほとど症状はでなくなってきました。
知人から精神的なことが原因でも発症するということを聞きましたが、思い当たるようなこともなかったように思います。(感じていないだけ?)
治らないようなら脳外科の受診も考えていたのですが、結局その前に治ってきました。
耳鳴りの方は、まったく変化がありません。というよりかなりひどくなってきました。
が、治療をやめてから気にしないようにしているので、前ほどは耳鳴りを意識しなくなりました。
原因は治療をやめたということより、以前より爆音にさらされる事が多くなってきたことが原因だと思われます。
自己防衛策として、好きだった音楽をイヤホンで聴くのをやめる。部屋で音楽を聴く時間もできるだけ短くする。というようなことを行ってきたのですが、バイクに乗るようになったため、おそらく風切り音や排気音等の爆音?が原因になっているのでしょう… 自業自得ですね。
治療は前回書いた宇都宮の病院に通院できるよう環境になったら考えようと思っています。
ただ、夜空を見上げた時に 私に静寂な夜というのが訪れるのかとちょっと悲しい気持ちになります…
それでは
anidas様
近況報告ありがとうございます。眩暈については症状がなくなったとのことで安心しました。眩暈というのは重篤な病気に発展する事も在りうるので、まずは良かったのではないでしょうか。耳鳴りは変化なしということですね。
宇都宮の病院への通院を期待したいところですが、運動等での改善については既に試みたとのことですが、食事療法はどうでしょうか?ちょっと調べてみたところですと、酢タマネギは耳鳴りの症状に効果があるみたいです。レシピや検証結果をまとめた本も出版されてます。酢ショウガも効果ありですね。これまた本が出版されてます。発酵キャベツでも効果があったとの報告があります。食事療法をはじめとしたセルフケアは万人に効果があるわけではないので、必ず効果があるとお約束できるものではありません。また効果が出るまでに長期間かかることも珍しくないので、継続できない方も多いと思いますが、いろいろと試してみて自分に合うものを探すのもありかと思います!
ひげもやし様
情報ありがとうございます。
酢タマネギと酢ショウガですね。
料理が趣味なので、作るのはまったく苦になりませんし逆に楽しみながら体にもいいってことになればいうことありません。
あとでレシピ等をチェックしてみます。
発酵キャベツもちょっとコツが必要で難しそうですが、いろいろ付け合わせで使えそうですね。(お酒のつまみにも 笑)
楽しみながらの治療やってみますね。
ひげもやし様
anidasです。
食事療法のためにさっそく酢タマネギと発酵キャベツ(ザワークラウト)を作ってみました。
酢タマネギは身近なところでは、納豆に入れたり、みそ汁に入れたりして食べています。ただ、口の中にタマネギの味が残るのがっていう問題ですが、はちみつを入れることによりかなり美味しくいただくことができます。
発酵キャベツは塩、鷹の爪、ローレル、粒胡椒を入れて作りましたが、塩加減が難しそうです。
付け合わせにはちょうどいいとは思うのですが、つまみ等で単品で食べるとちょっと塩味が薄く感じます。
どれくらい続けられるかわかりませんが、また食事療法の結果を連絡させていただきます。
コメントありがとうございます。早速食事療法に取り組まれたようですね!実は私も酢玉ねぎは毎日食べているのですが、最初は苦戦した覚えがあります。酢とはちみつに漬け込んで4,5日経過すると食べやすくなる感じですかね。夕食時には必ず納豆と一緒に食べるようにしています。不思議なもので、これを食べないと気が休まらなくなりました 笑
調べていたら、シナモンもめまいに効果があるみたいですね。漢方と通ずるものがあるのかもしれません。シナモンの場合はそこそこの量が必要らしく、継続するにはちょっと難しいと思います(挑戦する場合はセイロンシナモンを推奨)。健康に良いとされる食品を複合的にとることで、相乗的な効果をあげることが期待できるので、続けらえる範囲でいろいろやってみると良いかもしれません。もちろん、バランスの良い食事が大前提です!
ヒゲもやし様
初めてコメント致します。
一昨日の晩から突然右耳が聞こえなくなって、昨日耳鼻科を受診しました。
滲出性中耳炎との診断を受けましたが、私の場合は2週間前くらいから鼻風邪があり、鼻すすりからが原因のひとつだったようで、抗生物質ではない薬の処方と鼻がつまった際に噴射するタイプの薬を処方されました。
現在も右耳がこもった感じが抜けずかなりの違和感があります。
診断が間違えていることはないと信じたいのですが、別の病気で手遅れとなり難聴が治らなかったらどうしようという不安があります。
もう少し様子を見るべきでしょうか。
経験談からのアドバイスいただけたら幸いです。
るか様
コメントありがとうございます。滲出性中耳炎の完治には時間がかかりますので、まずは次回の通院までは様子を見ても問題ないと思います。次回の通院は一週間後ですかね?もし不安なようでしたら前倒しして通院しても良いかと思います。個人の経験によるアドバイスなので、症状が悪化したり、めまいや吐き気など、別の症状が現れた際は速攻で通院してくださいね!
ヒゲもやし様
返信ありがとうございます。
昨日通院しましたが、症状は変わらず、先生の話によると鼓膜切開の手術が良いかもしれないとのことです。
ついでに左も予備軍らしく、あまり好ましくないみたいでした。
また1週間分の飲み薬を処方されましたが、それだも改善しない場合、やはり手術に踏み切った方が治りとか早いのでしょうか。どんどん聞こえが悪くなってる気がしてるので、思いきって手術してしまおうか、迷っています。
若干の耳鳴りもあり不安ですが、難聴が手術で改善されるのであれば良いかなと今は少しずつ思い始めました。
手術となった場合、日帰りで大丈夫なんでしょうか。
術後に気を付けるべきこととか、療養が必要とかはあるのでしょうか。
質問ばかりで申し訳ありません。
るか様
コメントありがとうございます。一般的な鼓膜切開であれば、診察室内で処置する事ができるので、あっという間に終わってしまいます。事前の麻酔を含めても、耳鼻科にいるのは1時間以内ではないでしょうか。その辺りの詳しい説明を受けていないのであれば、おそらく一般的な鼓膜切開を受けることになるので、そんなに構える必要はないと思います。なんせ、私は直前に鼓膜切開すると言われたものですからね、構えている時間はありませんでした(ビビリなのでその方がよかったかも)
手術と聞くとあれこれ想像して不安になってしまいますよね。手術は大げさですが、鼓膜切開自体は数秒で終わるので、なんだこんなもんかと思われるかもしれません。鼓膜切開後は安静にしておく必要がありますが、学校や職場を休むほどではないと思います。そのあたりは医師に確認すると良いでしょう!個人的に経験では炎症が酷かったので、解熱鎮痛剤は欠かせませんでしたね。あと耳垂れも多かったので、枕にタオルとティッシュを被せて横になりました。参考にしてください!
※通常の鼓膜切開を受ける前提でのコメントです。処置内容は必ず確認してくださいね!
ヒゲもやし様こんばんは。
再度のお返事ありがとうございます。
昨日別の耳鼻科を受診しましたところ、なんと突発性難聴の疑いとの診断をうけました。
あれ?滲出性中耳炎は…???
疑問が浮かびましたが、鼻は治ってきているのに耳の聞こえは相変わらずに加えて耳鳴りも始まってたので、誤診かもという気持ちが沸々湧き始め、いつもの心配性が顔をだし違う耳鼻科へ行ってみたわけです。
鼓膜は綺麗ですよ
とのお言葉もいただいて、突発性難聴との診断により、やっと耳の治療をしてもらえるんだという不思議な安堵感がありました。
突発性難聴はそれはそれでマズイことなのですけどね。
昨晩からステロイド剤や漢方薬、その他いくつかの薬を飲みながら様子を見ています。
しかしながら更なる心配性の私なので、明日は大学病院を受診することにしています。
最近は病気になるとセカンドオピニオン、サードオピニオンを受けるのが当たり前になりつつある私です。
また結果については再度ご報告させていただくかもしれませんが、このようにメッセージを送る機会と場所をお貸しいただき、感謝申し上げます。
るか様
コメントありがとございます。突発性難聴との診断ですか!実は私も突発性難聴を発症したことがありました。るか様と同じくステロイドと漢方薬を服用、2カ月ほどで完治し、その後再発することはありませんでした。しかし、当時は焦りましたね。中耳炎発症以降、耳には注意していたつもりが、まさかの突然の難聴ですからね。ただ、突発性難聴の治療は手探りで行うとの説明を受けたことがあったので、自分は幸運な方だったのかも。外科的治療も検討できる滲出性中耳炎でも悪くないと思いますよ!(勧めているわけではないです 笑)
。。。と書いていたら、次のコメントが。続きは次のコメントで!
ヒゲもやし様
続報です。
昨日大学病院を受診しましたら、やはり滲出性中耳炎との診断を受けました。
切りますか?と聞かれて、ちょっと躊躇してしまい、考えますと話して出てきました。
突発性難聴?滲出性中耳炎?
どちらなのか悩み、やはり三ヶ所行って初めの医者と大学病院の診断を信じることとし、鼓膜切開して水を抜いてもらって改善しなければその時はその時だ!と決めて切ることにしました。
決めたときには外来が終わっていたので、地元の病院でもいいし、予約でまた大学病院で切るのでもどちらでも構いませんよとのことでしたのでついさっき地元の病院で切ってきました。
麻酔をしているせいか痛みもなく、吸われている音も爆音でもなく、本当に呆気なく終わりまして耳鳴りもなくなりました。
このあとは耳だれなどあるかもしれないことや今夜はお風呂はダメということ、きった方の耳を下にして寝てくださいとの紙をいただき、現在は切った方のがよく聞こえているんじゃないかという具合です。
ただし、反対の耳も予備軍とのことなので、また時期を見て切ることになるかもしれません。
こちらのサイトでいろいろ予備知識をいただいたことで、非常な助けられました。
ありがとうございます。
るか様
続報ありがとうございます!なるほど滲出性中耳炎でしたか。三ヶ所中二ヶ所で滲出性中耳炎と診断されたのであれば、ほぼ間違いないなさそうですね。しかも、鼓膜切開後に聞こえがよくなったとのことなので、良い兆候なのではないでしょうか。滲出性中耳炎は長引く事もありますので、しっかりと通院を続けてくださいね。私も滲出性中耳炎の鼓膜切開後に再び聴力悪化→また切開?→と不安になることもありましたが、耳管通気と漢方薬でめきめきと回復した覚えがあります。一日も早くるか様の中耳炎が完治する事を願っております!