大人の中耳炎日記

大人の中耳炎体験を公開!中耳炎で悩んでるやつぁ、オラんとこさ来ーーい!!

【レポート】中耳炎完治後、初めて飛行機に乗りました!

   

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こんにちは、ヒゲもやしです。中耳炎が完治してから1年が経過しました。詳しい現状はこちらに記載していますが、日常生活では特段の支障もなく、穏やかに過ごせています(一体いくつだ)。

ただし、細かい事を言うと、中耳炎を発症した左耳に関しては、空気の抜け方に違和感があり、起床直後などはわずかに左耳がこもったように感じられます。とは言え、このこもった感じは、時間と共に解消されるため、日中はほとんど気になりません。

そんな近況ですが、つい先日、飛行機に乗ることになりました。大人の中耳炎が完治して以降、初めてです。今回はその様子をレポートしたいと思います。

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中耳炎と飛行機の関係

中耳炎は、中耳と呼ばれる鼓膜の内側の器官が炎症を起こす病気です。炎症を起こす原因はこちらで説明しています。代表的な症状として挙げられるのが、耳管と呼ばれる中耳と鼻を繋ぐ細い管が詰まる事によって、中耳に膿のような液体がたまり、鼓膜が圧迫されることにより発生する痛みです。急性中耳炎がこれに当たります。

飛行機に話を移します。飛行機は高い所を飛びます、当たり前ですね。高度が高くなると空気の密度が低くなり、気圧が低下します。飛行機の内部はある程度の気圧が保たれているとは言え、高度が上がると気圧は少なからず下がります。

気圧が下がると、気体は膨張します。比較的高所の登山では、ポテトチップスの袋やペットボトルの容器がパンパンに膨れる事を見たことがあるかと思いますが、このような事が中耳でも起きます。

飛行機の離陸時に、耳に違和感を感じる事がありますよね。これは高度の上昇に伴い、機内の気圧が低下し、中耳に存在する空気が膨張するためです。健康な状態ならば、唾を飲んだりすると、中耳内の空気が耳管から抜けていくため、違和感がすぐになくなります。耳抜きと呼ばれる行為ですね。

中耳炎を患っていると、耳管の機能が低下しているために、耳抜きができず、中耳内の空気が膨張し鼓膜を損傷してしまうことがあります。下の絵は中耳の構造を分かりやすくしたものですが、絵のように耳管が塞がっていると、空気の通り道が無くなってしまうのです。そのため、中耳炎を発症している場合は、飛行機に乗ることは避けたほうが良いでしょう。

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では中耳炎が治った場合はどうでしょうか?体験を交えて説明したいと思います。

 

飛行機に乗ったよ!

中耳炎が完治していれば飛行機に乗っても問題ないっ!とは言い切れません。というのも中耳炎が完治してから1年以上経過した私ヒゲもやしですが、前述した通り、左耳に若干の違和感が残っているからです。

神経質だとか、気が小さいとか、器が小さいとか、ビビりだとか後ろ指さされる私ですが、これだけは気のせいではないと胸を張って言えます!(こ、これ、だけ…)

左耳の違和感は、恐らく耳管の機能が本調子でないことを意味していると勝手に解釈しているのですが、だからこそ油断してはいけません。注意を怠ってはなりません。ええ、チキン野郎と呼ばれても構いません!

今回は 搭乗するのは国内線です。国際線と比較すると、国内線の方が飛行する高度が低いので気圧変化も小さいだろう、耳への負担も低いのでリハビリに持ってこいだ!と自分に言い聞かせるのです。正真正銘のビビリです。

(実際には、そんな単純な訳ではなく、国内線と国内線の機内気圧には異なる基準があるようで、機体の強度や金属疲労も考慮されるため、一概にどちらの気圧が高いかは断言できないようです)

 

中耳炎経験者が注意すべき点

飛行中の機内の気圧はどのようになっているのでしょうか。搭乗まで時間があったので、ANAの公式ページを読み漁っていたら、以下のような記載を発見しました。

【機内環境について】
飛行中の機内は与圧装置で調整されていますが、 客室内の気圧は地上より低く0.7~0.8気圧で標高2,000~2,500の山に登っている(富士山の5合目程度)のと等しい状況です。

また、離着陸前の15~30分間に集中して大きな気圧の変化が生じます。気圧の低下に伴い酸素濃度も地上の70~80%ぐらいになります。機内温度は22~26℃に保たれており、換気はフィルターを通じて機外の空気を取り入れて行われています。

0.7~0.8気圧? 登山の標高にすると2,000~2,500メートル?思ったよりもハードです。中耳炎完治後に2,000メートル超えの登山をしていないヒゲもやしにとって、未知の領域です。武者震いが止まりません(おおげさ)。

公式ページを読んだことを後悔しつつ、搭乗案内が流れ、機内へと進んで行きます。出来るビジネスマンを演じるためにも、さっそうと歩きますが、内心どきどきです。

ここまでチキン全開な私ですが、作戦は入念に練っています。ずばり、作戦は「こまめな耳抜き」です。耳管から空気を出すことが出来れば、鼓膜へ負荷がかかることがありません。離着陸前の15~30分間において、いかに耳抜きするかがポイントなのです。

この作戦を成功させるためのミッションは4つです。

① イヤホンをしない

② 意識的に耳抜きをする

③ ガムを噛む

④ 水分をとる

それぞれのミッション内容を説明しましょう。

 

① イヤホンをしない

飛行中の機内ほど、暇な時間はありません。用意されている機内誌は離陸前に読破してしまうことも多いのではないでしょうか。そんな時は、機内で放送または放映されている音楽や映画を視聴したい!スマートフォンやタブレットでゲームをしたい!といった誘惑に駆られますが、注意が必要です。それはイヤホンです。

イヤホンはタイプにもよりますが、耳を密閉する形状の物があります。この場合、イヤホンと鼓膜の間に新たに空間ができて、離陸時に膨張して鼓膜を体内側に圧迫したり、着陸時に収縮して鼓膜をイヤホン側に吸い寄せてしまうことが考えられます。

このように、鼓膜に過度な負担がかからないように、イヤホンはしない方がよいでしょう。耳栓も同様のことが懸念されますので、控えたほうが良いです。

また、イヤープレーンと呼ばれる飛行機用の耳栓も発売されています。これは急激な気圧変化を徐々に伝えることを目的としているため、密閉効果は弱く作られていますが、健康な状態で使用する前提のものですので、耳管に不安を覚える方が使用するものではありません。ご注意を。

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② 意識的に耳抜きをする

気圧の変化が起こると、中耳内の空気が膨張したり収縮したりして耳に違和感を感じることは既に説明しています。耳管は常に開放しているわけではなく、唾を飲み込んだり咀嚼するタイミングで開放し、空気が通ります。

気圧が変化するタイミングで、こまめに耳抜きを行うことで、急激な気圧変化を鼓膜や耳管に与えずに済みます。そのためにも意識的に耳抜きを行うと良いでしょう。お勧めの耳抜き方法は、唾を飲み込む方法で、トインビー法と呼ばれています。

鼻をつまみながら鼻腔の圧力を高めることによって、耳管を通して中耳に空気を送り込み、”中”の圧力を高めることで、鼓膜が圧迫されるのを防ぐ、バルサルバ法というのもあります。スキューバダイビングでお馴染みの方法ですが、鼓膜への負担が大きいため、地上での使用はお勧めできません。なによりそんなことを頻繁にしていたら、変な目でみられること間違いなしです。

あなたが紳士を装うのであれば、平然としつつ、こっそりと何度も唾を飲みましょう。多少のごくり音であれば、バレませんから大丈夫です!

 

③ ガムを噛む

意識的に耳抜きするために唾を飲む、と言っても何度も行っていると疲れてしまいます。また口もカラカラになるでしょう。その対策としてガムを噛みます。唾液が増すと同時に、咀嚼によって耳管も開放し、耳抜きも出来てしまいます。まさに一石二鳥。くちゃくちゃ噛まずに、もぐもぐ噛んでくださいね、あくまで紳士的に!

また以前に記事にした事がありますが、キシリトールガムには急性中耳炎の予防に効果があるという研究結果が出ています。キシリトール入りのガムを噛めば、中耳炎の予防も出来てしまうので、一石三鳥!

 

④ 水分をとる

唾を飲んだり、ガムを噛むことで耳抜きが円滑に行えますが、繰り返し行っていると、その効果も弱くなってきます。そんなときには、水分を取ると、耳管が今まで以上に開放するケースがあります。耳抜きの手段に少し変化を与えることで、より効果的に耳抜きが行えるのです。

水分の機内持ち込みは制限があるので注意が必要ですが、機内サービスを利用しても良いでしょう。その際、アルコールは避けてください。血流の上昇によって耳管を塞いでしまうことがあるからです。また、機内サービスを利用するときには、無茶な要求はしないで、あくまで紳士的にお願いしてください!

ただし、気流の乱れ等によって機内サービスが行われない場合もありますので、規定に基づいて飲み物を持ち込む方が安心でしょう。

以上、4つのミッションを着実にこなした私ヒゲもやしは、何事もなく万全の体調で、職場という名の戦場に消えていくのでした(ほんとか?)。

 

まとめ

中耳炎が完治したけど、耳に違和感があったり耳抜きに不安を感じる方は、飛行機に乗る際は以下の4つを行いましょう!

・イヤホンをしない

・意識的に耳抜きをする

・ガムを噛む

・水分をとる

 

 - 中耳炎体験

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