風邪をひきたくなけりゃ、鼻を保温しろ!米イエール大が研究発表
2015/02/07
こんにちは、ヒゲもやしです。お気に入りの超常現象は「ツングースカ大爆発」です。ツングースカ上空で隕石が爆発し、半径50Kmを焼き尽くしたというドキドキワクワクな仰天現象なのですが、個人的には語呂も好きです。つんぐーすか・だいばくはつ、うん、やっぱりいいですね。
さて四六時中(?)、中耳炎の予防を考えているヒゲもやしですが、新年早々に興味深いニュースが飛び込んできたので紹介したいと思います。
スポンサーリンク
寒いと風邪をひくんです!
そう聞いて「いや、あたりまえだろう、アホかっ」と思う方と、「ん?そうじゃねーだろ、よく考えてみろ」と疑う方の両者がいるかと思います。もやしは後者でした。
風邪を引き起こすのは、ウィルスであって、ウィルスを活発にさせるのは乾燥だ、そしてそのウィルスがくしゃみや咳で感染するんだ!だから寒さは関係ねぇ!そう思っておりました。
このもやしの考え、間違っているみたいです。今年になって米イエール大学が発表しました。
米イエール大学の発表とは
ロイターの記事から冒頭を抜粋します。
[ニューヨーク 1月5日 ロイター]
寒さが風邪を引き起こすという考えは医学界では常識となっているが、この寒さと風邪の関連性を実証する研究を、米イエール大学の科学者らが発表した。
医学界では常識とありますが、ヒゲもやし界(?)では非常識、とはいかないまでも、おばあちゃんの知恵袋的な科学的根拠ゼロの言い伝えだと思っていました。どうやら寒いと本当に風邪をひくみたいなんです。
記事の続きです。
米国科学アカデミー紀要に掲載された研究によると、ネズミを使った実験では、ほんの少しの寒さでも、一般的な風邪の原因となるライノウイルスの増殖ペースが上がった。また、寒さで免疫システムが変化し、ウイルスが事実上歯止めなく増殖するようになることも分かったという。
50年以上前から、少しでも寒いと、ライノウイルスが増殖すると考えられ、1960年の研究では摂氏37度の場合と比べて33度での増殖ペースが速いことが分かっている。
今回の研究はこうした結果を確認するとともに、寒い環境下で風邪を引き起こす確率が高まる仕組みも説明した。
とのことです。気温が下がるとウィルスが爆発的に増殖するみたいです。科学的に証明されてしましました。注意すべきは湿度だとおもっていなのですが、気温も重要なファクターだったみたいです。
寒い地域では風邪をひきやすいのか?
ってことは、寒い地域に住んでいる人は風邪をひきやすいの?と思ってしまうのですが、そう簡単には言い切れない部分があります。
寒い地域に住んでいる人は、防寒を徹底し、外気に触れる時間を短くしたりと、寒さに負けない生活習慣を身に付けているはずです。寒さに対して無防備でいることが、風邪を引き起こすという警告だと考えています。
つまりこういうことです。
寒さをなめるな!
と、インターネットの記事を引用し雑感を述べる…そんな簡単にこの話を終わらせるわけには行きません。私ヒゲもやし、そんな薄っぺらい男ではありません!
スポンサーリンク
米イエール大学の発表を深堀してみる
寒いと風邪をひく…そんな当たり前の事を科学的に証明した事には、反論の余地がないのですが、もっと中耳炎の予防に結びつくような有益な情報はないのかと、ロイターの原文を見つけ出し、慣れない英語を翻訳してみました。
原文:Cold weather can actually cause colds, study finds
あったぜ!注意すべき記述を発見ナリ!
In cells lining the mice’s nasal passages, genes that produce the virus-fighting protein interferon were less active at 33C than at 37C, Yale immunologist Akiko Iwasaki and her colleagues reported.
マウスの鼻腔では、37℃よりも33℃において、インターフェロンと呼ばれるウィルスと戦うタンパク質の働きが弱まっている、と書かれています。
つまり気温が下がると鼻腔の免疫機能が低下するのです。これは聞き捨てなりません。
中耳炎は鼻や喉からの細菌やウィルス侵入がトリガーとなります。鼻腔の免疫機能は、中耳炎と深く関係しているのです。
鼻を保温すること!それが中耳炎の予防につながる!
このことから、鼻腔の温度を適切に保つことができれば、免疫力をある程度維持することができ、風邪の予防、ひいては中耳炎の予防につながるのではないかと、個人的に考えています。
でも、鼻を保温するにはどうしたら良いのか?真っ先に思いつくのはマスク。他には、マフラーを鼻の位置まで巻く、とか?
寒さに身を縮める女学生はともかく、おっさんが鼻の位置までマフラー巻いてる姿を想像すると完全にアウトなので、これからはマスク作戦決行です!
ありがとう、イワサキアキコ(岩崎明子?)さん
先ほどのロイター原文に、「Yale immunologist Akiko Iwasaki」とあります。この鼻腔の免疫に関するレポートは免疫学者のイワサキアキコさんによるものです。
日本の方かな?ご活躍を期待しております!(こんなヒゲ親父に期待されたくないでしょうけど、ってか既にご活躍されていますね)。
四捨五入して40歳、中耳炎再発に怯えるオッサンに希望を与えたレポートでした、感謝です!
まとめ
-
気温が低下すると、ウィルスが増殖、風邪をひくよ!(科学的に証明された)
-
中耳炎を予防するには、マスク等で鼻を保温することが効果的!
中耳炎の再発を防ぐために、湿度ばかりに気を配っていたもやしですが、やはり気温そのもの、特に鼻の保温が重要だと気付かされたことは、大きな前進であります。
全国の中耳炎再発を恐れるオジサマ諸君(一体何人いるんだ?)、ともに戦いましょう!
スポンサーリンク
関連記事
-
-
中耳炎の治療に効果的!鼻風船オトヴェントとは?
こんにちは、ヒゲもやしです。中耳炎アンテナを張り巡らせ、日々情報収集に当たってい …
-
-
「マスクでは風邪も花粉も防げない?」という記事に物申す!
こんにちは、ヒゲもやしです。最近、二日酔いが午後から始まります。深酒した次の日の …