中耳炎とプールの関連性は?発症した経緯からわかった事
2015/02/07
こんにちは、ヒゲもやしです。千枚漬けって、本当に美味しいですよね!ひそかに自作してみようかと計画中なのですが、いざ作ろうとすると、聖護院大根ってどこで買えるの? あの大きさに対応したスライサーってあるの?…と早くも挫折しかけています。
さて今回は、中耳炎とプールの関連性について考えてみたいと思います。
スポンサーリンク
プールと中耳炎の関連性はない!?
プールで泳ぐと水が耳に入って中耳炎になる、という話を聞いたことがあります。確かにそんなイメージありますよね。もやし自身もプールには定期的に足を運ぶので、そう思っていた時期もありました。
ですが、その考えは正しくありません(言い切っちゃう)。
中耳炎を発症するメカニズムについて考えてみると、その理由が分かります。生憎、医学的な知識は素人同然の私もやしですが、中耳炎を発症したこともあって、中耳炎に関してはそれなりに勉強しました。まさに中耳炎マニアです!今回はがんばって絵も描いちゃいましたよ!
なぜ中耳炎になるのか?
中耳炎は、鼻やのどに付着している細菌やウィルスが耳管(じかん)を通って中耳に侵入し、中耳が炎症を引き起こすことで、発症します。前段で偉そうに勉強しましたなんて語ってしまいましたが、理由は単純明快、シンプルです。
がんばって作成した次の絵を見てもらうとわかるように、中耳は耳管と呼ばれる細い管によって、鼻やのどにつながっています。
そうなのです、敵は鼻やのどの奥から攻め入ってくるのです!耳から攻撃してくるのではありません!
「じゃぁ、プール関係はなしだね♪」と早合点してはいけません、奥さん!
中耳炎は風邪とセットで発症するケースが多い
繰り返しになりますが、中耳炎の原因は、細菌やウィルスです。しかし通常の生活をしていても、細菌は鼻やのどへ常に侵入してきます。
通常ならば、ここではガード機能が働くため、細菌を撃退し中耳炎にはならないのですが、風邪をひいてしまった場合は、抵抗力が低下し、爆発的に細菌が増えてしまいます。それが鼻水になります。この鼻水が耳管を伝って中耳に到達し、中耳炎を引き起こすのです。
つまり、風邪から中耳炎を発症ケースが多いのです。
それではプールに話を戻します。プールで泳いでいると、水は耳から侵入しますが、鼓膜があるため、水は中耳には到達しません。そのため、耳に水が浸入することが中耳炎の原因にはなりません。しかし、別の観点から注意すべきことがあります。
それが風邪です。プールや海のような低温の水に、長時間浸かることで、体温が低下、抵抗力が低下してしまうことがあるのです。そしてこれをきっかけに風邪をひくことがあります。
中耳炎を発症する前の行動を思い出してみる
もやし自身の行動を思い出してみると、中耳炎を発症する前の週にプールに行っていたのです。目的はダイエットや健康のためなのですが、自分を追い込む癖があるのか、いつも無理をして2時間ほどを泳ぎきるといった、ややハードな運動量になっていました。そんなわけで帰りはクタクタでした。でもこれが心地いい! ドMなんです。
利用しているプールでは、1時間起きに10分間の強制的な休憩時間が設定されているのですが、がむしゃらに泳ぐもやしの場合、身体が火照っていることが多いため、暖気室に入らず、プールサイドで過ごしていました。
暖気室に入るやつぁ軟弱だ!なんて思いながら、休憩時間の後半は震えている、典型的なやせ我慢タイプの馬鹿野郎でした。
いつ風邪をひいてもおかしくない状況だったのです。
スポンサーリンク
さらに思い出してみると…
プールの水は消毒のために塩素を含んでいます。この塩素が鼻やのどの粘膜に刺激を与え、炎症を引き起こすこともあります。
そのため、プールから上がった後は、うがいをしましょう。思い起こせば、プールから上がった後にうがいをしたことはなかったです。
さらに、アレルギー性鼻炎の人がプールに入ると、塩素や水中のアレルゲンの刺激によって、鼻水が大量に出ることがあります。
プールから上がった後は、鼻水は適切に処理し、間違っても鼻の中に溜め込まないようにしましょう。もやしもプールから上がって、着替え終わった後に鼻をずるずるさせてました。
これらの一連の愚かな行いが、身体の抵抗力を低下させ、そして風邪になり、中耳炎を発症したのかもしれません。
「馬鹿は風邪をひかない」なんて嘘です!もやしが身体をはって証明したのです!
で、プールはだめなの?
プールはだめだとは思ってはいません。健康の観点から、水泳は素晴らしいスポーツです。反省すべきは、己の体力を過信し、無理な運動を続け、かつ適切な体調管理や衛生管理を怠ったことです。
しっかりとした自己管理を行うことが出来れば、風邪になることなく、水泳を継続することが可能なはずです。あぁ、俺の馬鹿野郎!
まとめ と 注意点
-
耳から水が侵入することにより、中耳炎を発症することはほぼない
-
プール利用時、体調管理や衛生管理を怠ると、風邪をひき、中耳炎に発展するケースがある
中耳炎とプールの直接的な関連性は薄いのですが、プール→風邪→中耳炎という連鎖的な関連性があり得るので、しっかりとした自己管理が必要です。
水中での運動は体温を奪われるため、想像以上に体力を消耗します。そのため、暖気室の備えた施設を利用し、休憩中の体温維持を心がけることをお勧めします。
隣のレーンで泳いでいるお姉さんや、監視係のお兄さんに、かっこいい姿を見せようとして無理しちゃいけません。ヒゲもやしのことなんて誰も気にしていません、自分のペースで泳ぐことが一番大事、と言い聞かせて泳ぐようにしています。
ただし、中耳炎を発症している方は、プールに行かないで下さい。耳に負担をかけても、いいことはありません。しばらく水泳は中止し、再開は医師の指示に従いましょう。間違っても、耳栓をしてれば大丈夫などと思わずに、安静にしてください。
自分は中耳炎が完治して3ヵ月後にプールに行きました。泳いでいる最中は、耳の中にも容赦なく水が浸入してきましたが、その後の体調維持や、うがいなどの衛生管理を徹底したので、中耳炎を発症することなく、普通の生活を送ることができています。
スポンサーリンク
関連記事
-
-
中耳炎の人がアルコールを我慢しなければならない5つの理由
こんにちは、ヒゲもやしです。今年の裏目標は「焼酎を楽しむ」です。ビール・日本酒・ …
-
-
中耳炎の予防に効果的な4つの食べ物
こんにちは、ヒゲもやしです。まだ記憶も新しい昨年の中耳炎体験ですが、今年は再発防 …
-
-
大人と子供の中耳炎の違いは何なのか?調べてみました
こんにちは、ヒゲもやしです。 当サイトは、大人の中耳炎患者の地位向上と再発防止を …
-
-
鼻炎の方必見!正しい鼻のかみ方~10のポイント~
こんにちは、ヒゲもやしです。アレルギー性鼻炎を患っている私は、年がら年中鼻水が出 …
-
-
中耳炎の人が喫煙してはならない7つの理由
こんにちは、ヒゲもやしです。久々の「~してはならない」シリーズです。今回のテーマ …